CコードからのSimulinkモデルの作成
既存のC言語のプログラムからSimulinkモデルを作成する方法はいくつかありますが、本書では、C言語のソースコードを見ながら、開発者自身がその機能をSimulinkやStateflowの表現に置き換えていく手法が紹介されています。
組込みソフトウェアの開発現場でMATLAB/Simulinkを用いたモデルベース開発の手法が導入されるようになり、「これまで蓄積してきたソフトウェア資産を、いかにして新しい開発プロセスに取り込むか」という課題が出てきています。組込みシステムの開発企業の場合、既存のソフトウェア資産はC言語で記述したプログラムが多く、実装フェーズでは今でもC言語がよく利用されています。
MATLAB/Simulinkに慣れていない場合、例えば、「if 文はどのようにモデル化すればよいのか?」、「配列はどのように表現すればよいのか?」ということが分からなくて苦労します。本書では、CコードからSimulinkモデルを作成する際の、以下のような基本的なテクニックがまとめられています。
- C言語の基本演算子のSimulinkモデル化
- C言語の制御構文のSimulinkモデル化
- サンプルCコードからのSimulinkモデル化
- サンプルCコードからのStateflowモデル化
- Cコードからのリバースモデリングの方法
※Amazon Kindle版 ASIN: B07GJZY54C
MATLAB と Simulink を活用したオンライン授業
MathWorks は、クラスルーム形式の授業のハイブリッドモデルへの移行、バーチャルラボの開発、完全オンラインのプログラムの立ち上げなど、形態や場所を問わず、アクティブラーニングの促進をサポートします。